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はたらくウェアが、新しくなる。 未来の大地を守る、素材と共に。

2019.05.20

switch wearにPBP財団が加わり新たに提案できるワークウェアの可能性をPBP財団理事の徳重さんにお伺いしました。

はたらく服に、想いをのせて

PBP財団が普及しているインド産オーガニックコットンで作られた製品には、基金証明書の認証タグがついています。基金はインドのコットン農家の有機農法への転換支援や、その子どもたちの就学・復学・奨学支援に活用されています。「自分たちがお客様と徹底的にこだわってつくったワークウェアが、さらに綿農家さんへの想いをのせた素材でつくられることで、自分たちのウェアを大事に思ってくれるのでは」」と徳重さんは話します。

「コットン」という素材の可能性

インド産オーガニックコットンを使用し、どんな製品がつくることができるのか伺いました。「コットンというとワークウェアのイメージとはつながらないかもしれません。ワークウェアというと作業着という概念だったかもしれないけれど、実はコットンという素材はいろんな素材と混ぜることもできるんです」と徳重さんは言います。実際にPBPコットンの製品をみせていただきました。


インドの女性たちの技術で、愛らしい刺繍がほどこされたジーンズ素材のパンツ、スウェット素材のトレーナーから軍手(PBPでは綿花で作る手袋で、大地をメンテナンスする〟という想いを込めて「mente」と呼ぶのだそう)まで。デザインから素材まで幅広い商品が並びます。


「はたらく服としてお困りごとなどをお客様にヒアリングしていく中で、コットンといろんな素材を混ぜ合わせそのオーダーにあった生地を作ることもできます。世の中にない新しい素材がうまれる可能性だってあります」。このプロジェクトでその実験・検証活動にも貢献したいと考えています。

着る度に、「スイッチ」がはいる服をめざして

「これからワークウェアを作られるお客様と、機能性や形、自分たちの働き方、そしてコットンをはじめとする素材に徹底的にこだわって、「この服じゃないと働けない」というところまで一緒に作り込む。世の中が、それぞれのスイッチを入れられる「スイッチウェア」であふれるとおもしろい未来になると思うんです」。また、「PBP財団」の活動は、共にインドの綿農家さんやその子供たちの未来をつくっていきたい、という想いのある企業さまや団体さまの応援によって成り立っています。その協力により、今までアパレル業界ではなかなかできなかった小ロットでの注文にも幅広く対応できる強みももっています。

これからどんな「スイッチウェア」が誕生するのか、楽しみですね。