CASE 01「建築設計者のウェア」 株式会社日建ハウジングシステム

私たちが着たいと思うワークウェアがない

日建ハウジングシステムは、日本をはじめ世界で集合住宅を設計する設計会社です。女性も多く活躍する職場ですが、建築現場で着る作業着は男性サイズで身体に合わず、かっこいいと思えるウェア、着たいと思えるウェアではありませんでした。そこから現場や職場で着られるワークウェアを作るプロジェクトがスタートしました。

私たちらしいウェアってなんだろう

私たちのためのウェアとしてどんなものをつくるか、制作チームで話し合いを重ねました。
「自分たちらしく日常的に使えるウェアがいい」「携帯や文房具をポケットに入れたい」「持ち運びが簡単なものがいい」「服の上からでも着られるものがいい」など、要望や思いをカタチにしていくことからはじめました。どんな形状がいいのか、どんな素材を使うべきか。既製の服を切り貼りして何度もサンプルを作り、繰り返し検討を重ねました。

私たちのためのデザイン

かっこよく気軽に日常的に使えるもの、自分たちの個性を護るもの、軽くて持ち運びやすくスカートの上からでも着られるもの、そして服自体を現場の汚れから護るもの。これらの想いをカタチに落とし込み、パーカーとジャンプスーツの2タイプを製作しました。素材には建築資材で湿気などから家を護るために使用されている『タイベックシート』を採用。軽くて強いこの素材を使うことで、空気のように軽やかなウェアが実現しました。