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私のはたらく姿vol. 2 | solxsol クリエイティブディレクター 松山 美紗

2019.06.09

はたらく女性たち。さまざまなはたらき方が増えつつある今、彼女たちの目に映るものは何か。自分らしく輝く女性のはたらく姿を通じ、そこにある思いに触れていきます

 

『タニクとにっこり』 多肉植物の魅力を伝えたい

『タニクとにっこり』をモットーに 多肉植物のその魅力を多くの方々と共有したいと思いから暮らしに溶け込む多肉の楽しみ方を紹介。多肉の魅力を伝え、自宅横の温室で栽培、販売している多肉植物専門店「solxsol」クリエイティブディレクターの松山美紗さんを訪ねました。彼女のはたらき方についてお話を伺います。

多肉植物とおばさんと白い四角いお店

2004年に多肉植物専門ネットストア「solxsol」を始める前に他のお店で3年修行していた松山さん。タニクとの出会いは、花屋でのアルバイト時代。近所の趣味家のおばさんが育てていた多肉植物に魅せられ、安さも魅力でサボテンを買い集めだしました。その後しばらくして、偶然出会った恵比寿の多肉植物のお店に一目ぼれ。「白くて四角くて、広さが4.5Jのかわいいお店を見て、ここで働きたいと志願したら、雇って頂けました!」とテンション高く話す松山さんからは、多肉植物に魅せられた状況が熱く伝わってきました。ここで多肉植物のイロハを学ぶ中、オーナーさんの趣味であったことがきっかけでアンティークと出会いました。アンティークと多肉植物が松山さんの暮らしから切り離せないものとなったことは間違いありません。

タニクを楽しく伝えたい松山さんの作品は色使いで楽しく、美しい。多肉植物を寄せ植え、器との相性を考え、ひとつのアート作品です。松山さんは多肉植物の良さに、育てやすさをあげられます。多肉植物の育て方、殖やし方などの細かなアドバイス、多肉植物に関わる様々な情報を発信し、皆さんにタニクを楽しんでほしいと。では、ご自身が一番楽しいときはと尋ねたところ、笑顔で「温室作業です。水やりや寄せ植えが楽しいですね」その楽しい気持ちが、松山さんの寄せ植えされた器から伝わってきます。

住まいやしごと場にこだわる

楽しい温室作業に時間を費やせるようにと、自宅の敷地内に温室をつくる計画を始動。自宅のイメージは、雑誌で魅了されたコルビジェの「白い家」。それは“真っ白な部屋で自然をゆっくり眺めて暮らす”こと。四角くて、真っ白な家で、部屋からは林と麦畑が眺められる。間取りは大きな部屋でシンプルだが、アンティークの家具や扉、取手があり随所にこだわりが見られます。そして温室。三角屋根がよかったとこちらも形からイメージ。まるで建築家のようなこだわり。本当は木製の温室にしたかったとも。

タニクの楽しさ、美しさはディテールです

松山さんにとってタニクの魅力とはと伺うと、目を輝かせて「ディテール」とすぐに返ってきました。「えっ?サボテンにディテールがあるのですか」と質問したところ。多肉植物の美しさや楽しさとは、タニクにいろんなディテールがあり、見るたびに発見があり、眺めていても飽きない点にあるとのこと。実際に近づいて見ると、先端に光を通すものがあれば。繊維の形や毛やとげなどそれぞれ形や色が異なる。幾何学的な模様が、同じ植物でも異なるなど発見が多く、確かに「ディテール」が楽しめました。

タニクの楽しさは、ディテールがあると言うように、松山さんの住まいや温室を含めた暮らしにはシンプルさがありながら、アンティーク、白い家を囲む緑、麦畑などこだわりのディテールがたくさんあります。

いつでも外出できて 重ね着できる服

仕事は子供が出かけてから始まりますが、急に出かけることが多いため、作業する服はいつでも出かけられるようにしています。ふわりとしていて、動きやすく、重ね着しやすいものを好んで着ています。出かける際は、上着などを羽織っていきます。

 

取材を通して、タニクの楽しさ、ワクワク、ドキドキ、新しい世界を伝えていく姿が自然と伝わってきました。こだわりのある新しいタニクの世界観は 松山さんの多肉植物への想いから生まれていることを感じました。

lidウェアを着てみて

「軽くて、イベントの配達時に雨の時にさっと着られて便利。何より私、このウェア結構似合うんですよ。」と言ってその場でウェアを着た松山さんから、素敵な笑顔を頂きました。